代表者(崎田)コラム

起業にメンターは必要でしょうか?

コラムです。あなたの人生にとってほんの少しでも、良いスパイスになれば嬉しいなと思います。このコラムは【しがらみなし】で書きます。起業する人、社長さんに必要であれば【タブーな話】もします。ご了承のうえ、お読みいただけると幸いです。

起業にメンターは必要でしょうか?

「起業にメンターは必要でしょうか?」というQuoraでの質問に回答させてもらいました

メンターとは指導や助言をしてくれる人のことですね。
あくまでも私の考えですが、起業にメンターは必要、と思います。

日本では就労人口のうち雇用されている人がおよそ90%を占めます。
事業主や会社役員は合せて1千万人くらい。今の日本の人口が1億2千5百万人であるので、人口の8%に過ぎません。(2021年)

多くの人は人口の92%を占めるサラリーマン、主婦、高齢者の世界観の中で生きています。テレビも新聞も多数派のための媒体です。
事業を営む人から時折漏れてくる本音の中に「周りとの価値観の違い」が挙げられます。なんとなく話が合わないことがある。

もしあなたが事業を営む人であれば理解いただけると思いますが、飲み会、同窓会で時折、???と理解できないことってありませんか?
言っていることはわかる。周りもウンウンうなずいている。でもあなたには賛同が全くできない。
人間関係、リスクのとり方、お金の使い方、投資への考え方、あたりで価値観がずれることが多いかな?

世の中(日本国内に限っても良いです)の主流はサラリーマン、主婦、高齢者の世界観であって、事業を営む人は「マイノリティ」となってしまうわけです。

事業を営むために誰からも助言を受けない人はいないでしょう。同じ事業家から何かしら話を聴いて、へーこう考えるのかーこうやるのかーと気づきを得て活動する人がほとんどかと思います。その中で、頻繁に話を聴く人は高い確率で出てきます。その人がメンターになりやすいかと。

というわけでわたしは、事業を営む人の中でメンターは必要だと感じます。
といっても誰でも良いわけではなくて、選ぶ必要はあるかと。

同じ業界の中で、自分がなりたい像に近い人、進みたい方向性と合致している人をメンターとするのが一番良いと思います。彼ら彼女らの考え方、行動について学ぶのは有益だと考えます。

私は、ですが、事業で失敗するケースとして多いのが「我流を目指す」ことだと思っています。基礎がないのにいきなり応用に入る(まさに昔の私です)。

我流を目指すのではなく、自分がなりたい像に近い人、進みたい方向性と合致している人の考え方、行動、経営戦略、戦術を模倣し、一定程度の安定を保ったうえで我流を目指したほうが良いのではないかと思いますね。日本古来の考え方で「守破離」というものがありますが、まさにあれです。

守破離とは - コトバンク
デジタル大辞泉 - 守破離の用語解説 - 剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え、型、技

語弊を恐れず一言でいうなら【まずパクれ】です(笑)

ちなみに、時折、知り合った経営者(らしき人)を、メンター的な存在として【盲信】するケースを見受けますが、あれは危ないです。

参考にするのと盲信は違います。盲信は過度な信頼を呼び、自分がどうなりたい、どうしたいという自分の意思が薄まる行為なので、事業家としてはとても危険だと思います。その人が言ったら疑いなくやってしまうでしょう。自分に合っていない施策を盲信的に行ってみたり、中にはそのメンター(らしき人)に騙されて多額の負債を負って人生が詰みやすくなります。

という感じで回答してみました。社長さん、事業主さんには、うなずいていただける箇所、あるのではないでしょうか。

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